有村架純 思い出のマーニー
アニメーションの声優初挑戦か...。
その作品は、ジョーン・G・ロビンソン執筆のイギリス児童文学の一つで、同名作品を原作としたスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画『思い出のマーニー』。
公開予定は、7月19日土曜日より。
監督は、米林宏昌監督。
スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画となれば、2010(平成22)年公開の映画『借りぐらしのアリエッティ』以来4年ぶり。
宮崎駿・高畑勲の2人が一切制作に関わっておらず、西村義明プロデューサー曰く、スタジオジブリの次代を担うことになる最初の作品になるという。
物語の舞台は北海道。
幼少の悲しい出来事の遭遇以来、孤独を抱える12歳の少女・杏奈(声:高月彩良)が、ふとしたことから、湿地の畔に立つ誰もいないはずの屋敷に住み込み、突然出逢った不思議な少女・マーニー(声:有村架純)とのひと夏の物語が描かれるという。
有村架純の演じる声は、突然出逢った"不思議な少女"か...。
となれば、かのNHK朝ドラ『あまちゃん』で演じた、後半から終盤まで時折現れることになるヒロイン・天野アキ(能年玲奈)の母・春子(小泉今日子)の少女時代の生霊のような役まわりなのかなあ。
ここで原作を振り返ってみれば、
国はイギリス。
母が再婚相手との新婚旅行中に交通事故死、育ててくれた祖母も亡くなり、裏切られたという思いと、かねてから患う喘息で、少女・アンナは外界と波長が合わず没交渉に。
やがて少女は、イギリス東海岸のノーフォーク地方の寂しい湿地帯(marsh)に一夏、転地療養。
なぜか心惹かれるthe Marsh Houseへ足を踏み入れたところ、不思議な少女・マーニーとの出逢いへ。
マーニーも同じく悲しく孤独な思いを秘めていて、アンナは思うことを口にできるようになってゆく。
ほどなく二人は友達に。
ただし、マーニーは外出を禁じられているとのことで、二人は秘かに会うことを約束。
やがて二人は秘密の交流を通して、心を温めてゆくことになって...。
そして、突然の別れ...。
ひと夏の夢だったのか、という不思議な感触の残るまま、終盤へ。
全体を通して、少し切なく、甘く、ノスタルジーを彷彿とさせてくれる作品。
終盤に進むにつれて、すべてがつながってゆく展開も、読みごたえあったなあ。
あなたは愛されている。
いつもそばで見守っている人がいる。
決して一人じゃない。
これらのメッセージ、有村架純演じるマーニーの声を通して伝わることになるのか...。
素晴らしい仕上がりになりそうだ。
2014-05-10 |
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