花子とアン キャスト 窪田正孝
NHK朝ドラ『花子とアン』の放送開始以来、ヒロイン・花子(吉高由里子)を育んだ甲府の農村で、幼少をともにした同年代の成長後の登場人物が初登場する、4月14日月曜日より放送の第3週が気になる中で...。
吉高由里子はもちろん、ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞の黒木華演じる安東かよ、土屋太鳳演じる安東ももと気になる中、男性の登場人物として一番気になるのは、やはり窪田正孝演じる木場朝市と言っても過言じゃない。
安東家の隣の小作農家の息子で、花子の幼なじみで小学校の同級生。
幼少より花子を慕い続けて、花子と同じく本好き。
特に、花子が奉公に行くことになった時、好きなだけ本が読みたいという花子の願いをかなえるため、花子を連れて夜中に教会に忍び込み、騒動を起こす流れ、甘さと苦さのないまぜになっていて、心に焼きついた。
やがて師範学校卒業後、地元の小学校教師となり、東京から帰った花子と再会。
朝市の花子への恋心が再燃して...。
窪田正孝か...。
今回のNHK朝ドラを手掛けることとなった、中園ミホ脚本へのドラマ出演といえば、林真理子原作で2011(平成23)年5月31日火曜日より全8回放送のNHKドラマ10『下流の宴』で演じた、福原翔を思い出してしまった。
学歴優先の教育ママで自分の行いは全て正しいと疑わない母・由美子(黒木瞳)の重圧から、中高一貫の名門高校を中退。
無気力・無関心で冷笑的。 努力という言葉を何よりも嫌い、読書もしない。
面倒と感じたことに対しては簡単に投げ出し、自分から動くことを絶対にしない。
まさに今時の若者の典型で、ひきこもりぶりが見事にハマっていた。
しかし、今回のNHK朝ドラでは、同じく中園ミホ脚本でも、あの無気力・無関心で冷笑的な今時の若者の面影は全然ない。
前作のNHK朝ドラ『ごちそうさん』に例えるなら、ヒロイン・め以子(杏)の幼なじみの泉源太(和田正人)のような、幼なじみに淡い恋心を抱きつつも"無償の愛"で支えて、行く末を陰ながら見届ける男かもしれない。
そのキャラクターに加えて、初のNHK朝ドラ出演作である2010(平成22)年4月より放送の『ゲゲゲの女房』で演じた、倉田圭一かなあ。
同年7月19日月曜日より放送の第17週から第19週までの出演で、実在の漫画家・池上遼一がモデル。
1964年(昭和39年)の『ガロ』創刊に携わった初代編集長・長井勝一をモデルとする深沢洋一(村上弘明)の仲介で上京し、漫画家・村井茂(向井理)のアシスタントに就いてからの実直ぶりが印象的。
漫画賞大賞を受賞し漫画家デビューしてアシスタントを卒業するまでの、恋愛も含めた人間味あふれる役どころ、素晴らしかった。
振り返ってみれば、
母親が持ってきた『De☆View』の誌内からスターダストプロモーションのオーディションを見つけて応募しての事務所入所以来、毎年のごとくささやかながらも、ありとあらゆる役どころを演じる"総合俳優"としての片鱗をのぞかせてくれて...。
2012(平成24)年放送のNHK大河ドラマ『平清盛』では、6月17日日曜日放送の第24回以降の出演で、平清盛(松山ケンイチ)の嫡男で実直な平重盛を演じて...。
同年11月より公開の映画『ふがいない僕は空を見た』では、第34回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞と、第27回高崎映画祭最優秀助演男優賞も受賞。
2013(平成25)年10月から11月までには、作:唐十郎・演出:蜷川幸雄の舞台『唐版 滝の白糸』にアリダ役での出演。
今回のNHK朝ドラの放送終了してからが、気になることろ。
どのようなカメレオンぶりを魅せてくれるか、という点で。ඎ
2014-04-02 |
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