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花子とアン キャスト 吉高由里子




花子とアン キャスト 吉高由里子

いよいよ3月31日月曜日から半年間、NHK朝ドラ『花子とアン』の放送へ。

主人公は、「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子[1893(明治26)年6月21日~1968(昭和43)年10月25日]。

原案は、花子が後に養女とする妹・梅子の長女・みどりの娘、すなわち花子の孫にあたる村岡恵理「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」。


主人公を演じる吉高由里子は、前作『ごちそうさん』の杏に続き、オーディションを介さず直接オファーによる決定。

人選に関して、当作品を製作統括する加賀田透の考えでは、オーディションにするか、キャスティング(直接オファー)にするか迷っていた2013(平成25)年3月頃に、映画『横道世之介』を見て、お嬢様育ちのヒロインを演じた吉高由里子が適切なのではとのこと。
スタッフも脚本担当の中園ミホも満場一致で支持してくれたという。



吉高由里子といえば、トントン拍子とまではいかないものの、2006(平成18)年には、デビュー作である園子温監督の映画『紀子の食卓』で、第28回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞。 2008(平成20)年金原ひとみの原作・蜷川幸雄監督の映画『蛇にピアス』で、第32回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。

ドラマでは、2009(平成21)年10月よりフジテレビ系月9ドラマ『東京DOGS』のヒロイン、2010(平成22)年7月より日本テレビ系土曜ドラマ『美丘 -君がいた日々-』での地上波連続ドラマ初主演。

そして、この度の『花子とアン』製作統括の加賀田透が注目することとなる、2013(平成25)年公開の映画『横道世之介』で、第68回毎日映画コンクール助演女優賞などを受賞。


これまでを振り返ってみれば、あの独特のアンニュイながらの突拍子で気紛れな言動ゆえに、良くも悪くも注目されて、ファンの間では好き嫌い別れることあるものの、魅せる時はしっかりと魅せてくれる女優。

ただ、作品により当たり外れのあるのが、一番の気がかり。



そこで、要となるのが、脚本担当の中園ミホの作風。

「取材力の中園ミホ」と称されるように、マーケティングリサーチが得意な書き手の1人であることが功を奏して、2000(平成12)年10月より放送のフジテレビ系月9ドラマ『やまとなでしこ』、日本テレビ系水曜ドラマでは2005(平成17)年4月より放送の『anego』と2007(平成19)年1月より放送の『ハケンの品格』にて、仕事にも恋愛にも前向きな女性を等身大に描いて、脚光を浴びることになって...。

この度の作品の舞台は、明治・大正・昭和、すなわち戦前・戦中・戦後。

これまでのNHK朝ドラの作風の骨格を壊すことなく、前向きかつ等身大に描いてくれるはず。

3月18日月曜日発売の『村岡花子 「赤毛のアン」の翻訳家、女性にエールを送りつづけた評論家』(KAWADE夢ムック 文藝別冊)と、

3月27日木曜日発売の『花子とアンへの道 本が好き、仕事が好き、ひとが好き』(村岡恵理/河出書房新社)と、

見事に融合させてくれるかのような予感。


かの『花子とアン』で描かれることになる肝心の村岡花子とは、

1893(明治26)年6月21日、山梨県甲府市のクリスチャンの家庭である、安東吉平(伊原剛志)・ふじ(室井滋)夫妻の長女として誕生したことから始まって....。

2歳での受洗、紆余曲折を経ての上京と、1903(明治26)年春のミッション・スクールの修和女学校への編入学。

1904(明治27)年夏の行儀作法に厳格な教育者で花子の生涯の恩師となる英語教師・富山タキ(ともさかりえ)との出逢い、そして日本文学を学ぶ傍らながら翻訳家を目指す花子の姿。

やがて、福音印刷合資会社の経営者・村岡英治(鈴木亮平)と1919(大正8)年に結婚、1920(大正9)年に誕生した長男の1926(大正15年? 昭和元年?)年の病死。

そして、失意の中での心機一転、英語児童文学の翻訳紹介の道へ。
翌年の1927(昭和2)年、片山廣子の勧めにより、マーク・トウェインの"Prince and Pauper"を『王子と乞食』の邦題での翻訳と出版。

折しも時代は次第に戦時下へ、1932(昭和7)年から1942(昭和17)年までJOAKのラジオ番組の『コドモの新聞』コーナーへの出演、"ラジオのおばさん"としての人気。

その最中での1939(昭和14)年、宣教師のミス・ショーから手渡された、ルーシー・モード・モンゴメリの著作『Anne of Green Gables』、後に翻訳を手掛けることとなる『赤毛のアン』との運命の出逢い。
1941(昭和16)年12月8日の日米開戦と以後の降りかかる波乱に滞ることのない翻訳、1945(昭和20)年8月15日の終戦間もない頃の翻訳完了。

1952(昭和27)年、ついに苦難を乗り越えての『赤毛のアン』出版。
ベストセラーの勢いを駆って7年間のシリーズ全10巻翻訳の甲斐あって、1960(昭和35)年には児童文学への貢献が高く評価されて藍綬褒章受賞。

一方で夫とは、1963(昭和38)年に死別。

それから4年の歳月が流れての1967(昭和42)年、いよいよ自身の最期を悟ったからか、カナダを訪問。

そして翌年の1968(昭和43)年10月25日、永眠。
享年75歳。


確かに、波瀾万丈な生涯。

それゆえか、テンポの良いドラマ展開となるんだろうなあ。



吉高由里子が、NHK朝ドラ初出演はもちろんのこと、明治・大正・昭和における一代記のヒロインを演じるのも、多くの文豪をはじめとする著名人との出逢いと関わりを演じるのも、初めて。

吉高由里子の独自性と中園ミホの脚本力の融合か...。


時と場合によっては"諸刃の剣"の展開の予感なものの、最後まで見届けたいな。

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2014-03-25 | 共通テーマ:日記・雑感 | nice!(0) | コメント(0) | トラックバック(0) | 編集

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