そして父になる DVD Blu-ray
いよいよ4月23日水曜日発売か...。
あの是枝裕和監督・福山雅治主演の映画『そして父になる』が、とうとうDVDとBlu-rayに...。
振り返ってみれば、
第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品の上、昨年2013(平成25)年5月18日土曜日夜(日本時間5月19日日曜日未明)に公式上映。
そして上映後には、約10分間のスタンディングオベーション。
間もなく5月25日土曜日(日本時間26日日曜日未明)、第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞。
反響の凄まじさから、公開日を9月28日土曜日に繰り上げ、公開に先駆けて9月24日火曜日から9月27日金曜日まで全国で先行上映。
結果、全国309スクリーンで公開され、初日2日間で興収3億1,318万6,500円、動員25万3,370人を記録。
映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位の快挙。
学歴、仕事、家庭、自分の能力で全てを手に入れ、自分は人生の勝ち組だと信じて疑っていなかった野々宮良多(福山雅治)は、ある日病院からの連絡で、妻・みどり(尾野真千子)と6年間育てた息子・慶多(二宮慶多)
が実子ではなく、病院内で取り違えられた他人の夫婦・斎木雄大(リリー・フランキー)と妻・ゆかり(真木よう子)の息子・琉晴(黄升炫)が実子として判明したことから始まって...。
すぐさま「子どもの将来のために結論を急いだ方がいい」という病院の提案で、週末の夜だけ息子を交換することで、野々宮家と斎木家との交流が続くという展開。
血のつながり以外共有することない息子との新たな生活か?
6年間の息子として愛した時間か?
突き付けられる究極の選択を迫られる二つの家族それぞれの思いには、心に届くものあって...。
それでも、互いに相手方の家を気負いなしに訪ねる、それぞれの夫婦の姿には、安堵させられた。
まさに今、この時代に、愛、絆、家族とは何かを問う、静かなる感動作。
昨年9月28日土曜日、是枝監督が同作品に感動したというスティーヴン・スピルバーグとロサンゼルスで対談した結果、アメリカ映画会社のドリームワークスでリメイクされることが決定したという。
実現したら、背景の違う仕上がりで、違和感がいくらか醸し出されてしまうんだろうか...。
それでも、かねてから黒澤明監督はじめとする日本映画界の巨匠を敬愛するスピルバーグのこと、人種の違いこそあれ、オリジナルの世界観を汚さない細心の配慮の上で、心に静かに届く作品に仕上がるはず。
そう信じたいなあ。
2014-03-05 |
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