ごちそうさん あらすじ ネタバレ 最終週
「とんだごちそう」
3月24日月曜日より放送。
戦後の混乱は未だに続くものの、西門家は活気を少しずつ取り戻しつつある日々。
その原動力の一つは、高校野球大会再開にまつわる動向で、思い入れある泰介(菅田将暉)は、心を躍らせていた。
ところが、高校野球大会再開の許可が、GHQによる突然の取り消しへ。
ラジオ局勤務の希子(高畑充希)は、なじみのアメリカ人上司で、かつてメジャーリーガーを目指していたモリス大尉を通して許可取り消し撤回を働きかける旨を、め以子(杏)に助言。
戦時中以来、アメリカを忌み嫌っていため以子も、さすがに葛藤の末、最高とされる日本料理を考案し、GHQ関連の上層部への"おもてなし"を決意することになるのかもしれない。
戦後混乱期当時、最高とされる日本料理とは、一体?
当時すぐに思い浮かぶ光景と言えば、焼け野原。
その状況下ながらも、懸命に畑を耕して農作物すなわち食を確保する人たちの心遣いは、敬服に値するもの。
しかしながら、GHQ関連の上層部への"おもてなし"となれば、事情が大きく違ってしまう。
命運を左右する大仕事の実現へと導くために、より美味しいもの、より質の高いものをもって、"おもてなし"に臨むとすれば、当時となれば、海産物を主体とした最高の日本料理かな?
現代に置き換えるならば、大阪湾よりいくらか離れた瀬戸内海にて揚げられた魚介類かなあ。
例を挙げるならば、『瀬戸内来島水軍の産直ギフト 瀬戸内の鯛めし蛸めし一夜干し』は極上かもしれない。
ありふれた日常生活を過ごす人たちの食にまつわる心尽くしと"おもてなし"を実感するためにも、
1997(平成9)年3月発売の『英語で日本料理』(畑耕一郎・近藤一樹 / 講談社インターナショナル)、
2013(平成25)年10月発売の『10品でわかる日本料理』(高橋拓児 / 日本経済新聞出版社)、
しっかりと目を通しておきたいなあ。
話しは戻って、め以子と同じくらい気になるのは、悠太郎(東出昌大)の安否。
日本の敗戦直前のソ連参戦による満州侵攻に端を発した混乱で、行方不明のままなんだろうなあ。
それでも、悠太郎の生存を信じて、駅前で牛すじカレーを作って、待ち続けて...。
人伝に知った復員兵たちから、牛すじカレーは大人気になるものの、悠太郎は帰ってこない。
あきらめかけため以子を見かねて、源太(和田正人)はめ以子の本当の気持ちを承知で、あえて自身と所帯を持つことを申し出たところ、め以子は慌てて断って...。
その源太なりの励ましあって、め以子は変わることないまま、悠太郎を待つ続けることに。
余談ながら、め以子が1日の牛すじカレーの作り売りを終えての、鍋を抱えながらの家路にて、唐突に仔豚が飛び出してくることに、驚かされるとか...。
現代ならば、『豚丸焼き用仔豚・子豚さん丸ごと1匹』に値する御馳走かもしれない。
いつの時代であれ、海外ではお祭りや特別な日によく食べられる食材として重宝。
めでたい日が毎日続いたら、どれだけ幸せな人が増えていくことになるんだろうなあ。
いずれにせよ『ごちそうさん』では、昨年9月30日月曜日放送の第1回冒頭のような、ささやかながらも希望の光の見られる展開で、大団円となるのかもしれない。
め以子が"ごちそうさん"として、子どもたちに笑顔と御馳走をふるまうかのような、心地良さを残して...。
2014-02-26 |
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