ごちそうさん あらすじ ネタバレ 第22週
「い草の味」
3月3日月曜日より放送。
臨月の近いふ久(松浦雅)と静(宮崎美子)の疎開が決まり、め以子(杏)は送別会の準備。
しかし、ふ久が突然産気づいたという知らせを耳にしたために、め以子は急遽届いた悠太郎(東出昌大)の手紙を胸元に入れて、静や泰介(菅田将暉)とともに、諸岡家へ。
希子(高畑充希)と啓司(茂山逸平)は、ラジオ局に残って、空襲を警戒。
空襲警報の鳴る中、ふ久のお産が始まり、め以子たちは祈るような思いで下準備。
やっと男の子が誕生。
が、その喜びも束の間、空襲が始まって...。
め以子たちは、ふ久と赤ん坊をリヤカーに乗せて避難を始めたものの、逃げ惑う人たちの入り乱れる中、思うように身動きが取れない。
混乱の中、め以子はふと思い出した。
地下鉄の駅に逃げろという悠太郎の言葉を。
どうにか駅にたどり着いたところ、入り口は閉められていたが、め以子は「自分のつくった駅は安全だ」という悠太郎の言葉を叫び、多くの人たちとともに駅の中へ逃げ込んだ。
さらに地下鉄が臨時運行したことで、多くの命が救われることに。
翌朝、西門家に戻ったところ、蔵を残して全焼、ぬか床もなくなっていて...。
幸い希子らと無事を確認し合うこととなっため以子は、とりあえず喫茶「うま介」に身を寄せることに。
やがて、ふ久と赤ん坊、静は別々に疎開。
め以子と泰介は、和枝(キムラ緑子)の農家へ。
和枝の世話になることとなっため以子と泰介は、これまでの経緯を話して、家は失ったものの西門家の権利を和枝に譲渡する旨の一筆を入れることに。
和枝の素っ気なさは相変わらずで、め以子は料理を手伝わされるものの、自分たちだけでは食べさせてもらえない。
翌朝には、泰介ともども畑に追い立てられてしまう。
め以子と和枝の言い争いも相変わらずだが、泰介はどこか楽しそうだった。
その言い争いの中、和枝のこれまでを、め以子は少しずつ知ることに。
そんなある日のこと、和枝が足をくじいてしまい、め以子が家事を行なうこととなった。
その過程で、和枝が学童疎開の子どもたちに、より良い野菜を仕分けていることを知る。
やがて、和枝の足が回復。
復学に伴い農家を去ることとなった泰介は、め以子と一緒に食事をするよう和枝に頼むが、女は一人で食べられるようになるべきとして、取り合わない。
落胆する中、め以子と泰介が最後の農作業をしていると、何と泰介に召集令状が...。
意を決して出征することとなった泰介の希望で、め以子は和枝に"柿の葉寿司"の作り方を教えてほしいと頼み込む。
和枝は泰介のために完璧な支度を整え、寿司作りでは"い草"を用意。
め以子は不思議がるものの、和枝のこしらえた"ささの葉"と"い草"の「ささの葉寿司」を美味しく食べる泰介に涙。
翌朝、め以子は泰介を気丈に見送った。
間もなく、入れ替わる形で、め以子にさらなる試練が...。
それは、活男(西畑大吾)の死亡告知だった。
め以子は悲しみから動揺を抑えられず、和枝の農家を飛び出して、当てもなくさまって...。
そして、憔悴して農家へ戻っため以子は、和枝から畑へ連れ出される。
そこには、め以子が世話を怠った結果、枯れてしまった作物があるだけだった。
和枝は陰ながら察しつつも、悲しみを表情に出すことなく、一人で食べることに慣れるようにと、め以子に伝えて後にした。
め以子は孤独と悲しみに耐え、畑仕事の日々へ。
時は流れて、1945(昭和20)年8月に。
和枝姉さんのこしらえた"ささの葉"と"い草"の「ささの葉寿司」、本当に美味しいんだろうなあ。
ただでさえ少ない食材で美味しい御馳走をこしらえる日々において、昔ながらの生活の知恵を活用する人たちの心尽くしには、頭の下がる思い。
ただ、"い草"となれば、お恥ずかしながら、畳の材料としてすぐ脳裏に思い浮かんでしまうものの...。
戦争による悲しみに沈むことのない現代となって、"い草"を活用した御馳走は、より高められて、東京都中央区日本橋茅場町のイタリア料理店「Trattoria Cayabaccio(トラットリア カヤバッチョ)」からの【いぐさ生パスタとたこのラグーソースセット】をつくれるまでになるとは...。
そのパスタに含まれることになる"い草"の粉末には、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、ベータカロチン、ビタミンA、総ビタミンC、ビタミンEが、含まれていて...。
いつの時代であれ、あらゆる美味しい食材が、より多く出回ることを祈って...。
2014-02-24 |
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