謝罪の王様 DVD Blu-ray
公開初日の2013(平成25)年9月28日土曜日に観に行った時の不可思議な躍動感と感動と考察が、なぜか無意識のまま離れられない日々の続く中、突然の嬉しいニュース。
それは、2007(平成19)年6月より公開の『舞妓Haaaan!!!』と2009(平成21)年11月より公開の『なくもんか』でおなじみの水田伸生監督・宮藤官九郎脚本・阿部サダヲ主演によるチーム製作のコメディ映画『謝罪の王様』のDVDとBlu-rayが、3月28日金曜日に発売とのこと。
キャッチコピーは「謝るとき、人は誰でも主人公。」
物語は、「東京謝罪センター」の所長兼謝罪師・黒島譲(阿部サダヲ)が、さまざまな人のトラブルを収めるアドバイスをするコメディ。
展開と構成は以下の通り。
「case 1 恐い人達に謝りたい!」、「case 2 セクハラを謝りたい!」、「case 3 謝罪会見で謝りたい!」、「case 4 過去の過ちを謝りたい!」、「case 5 国際問題を謝りたい!」、「case 6?」、「その他」、「エンドクレジット」。
確かに、出だしは面白かった。
しかしながら、オチのマンタン王国の件は何? というのが正直な実感かなあ。
長い上に結局のところ、最高の和解の言葉が「脇毛ぼーぼー自由の女神」?
正直な気持ち、本作に関しては「クドカン」というブランドで押し通したかのような作品で、「"クドカン作品"は当たり外れが大きい」というかねてからの定評を改めて実感したということかな。
ただそれでも、複数のエピソードによる構成ながら少しずつ関連している、という脚本の完成度そのものは高い上に、日本人独特の感覚や雰囲気が真面目に分析されている面では面白かったな。
全体的に見て、ややしつこく感じることもあるものの、クドカン作品特有の"笑い"と"ノリ"と"ツッコミ"が嫌いじゃない人ならば、必見かなあ。
さらに、失礼ながらクレーマーの蔓延するご時世あって、ありとあらゆる状況においての謝罪に直面した場合、時には真摯に、時には反面教師に、といった心積もりで、改めて見つめ直すにも、必見かもしれない。
2014-01-25 |
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