八木亜希子 あまちゃん
今年2013(平成25)年と言えば、4月より放送開始以来、大好評のNHK朝ドラ『あまちゃん』への出演で、"あまちゃん女優"の仲間入りを果たした、ということかなあ。
女優としての印象となれば、あの2001(平成13)年6月上旬公開の東宝系の映画『みんなのいえ』かな。
演じるは、バラエティ番組を手がける放送作家・飯島直介(田中直樹)の妻・民子。
しかも、準主演。
夫婦仲は睦まじく新居を建てることとなるものの、民子の提案に端を発した設計と施工にまつわる悲喜劇が展開されることとなって...。
監督・脚本の三谷幸喜曰く、
「芝居はハッキリ言って下手ですが、それを補って余りあるものを醸し出している」
結果として、同年の日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
あれから、12年の歳月が流れて、
『あまちゃん』で演じたのは、ヒロイン・天野アキ(能年玲奈)の親友でアイドル志望の足立ユイ(橋本愛)の母・よしえ。
地元テレビ局アナウンサー時代に岩手県議会議員の足立功(平泉成)に見初められて結婚、長男・ヒロシ(小池徹平)とユイを出産して以来、良妻賢母を地で行く専業主婦。
しかし、夫が重度の病に倒れて、介護からの心を擦り減らすほどの気負いに潰されて失踪してしまう役どころ。
確かに、下手さは尾を引いているものの、アナウンサー時代の素顔とクドカン宮藤官九郎の手掛ける脚本の世界観への見事な融合に助けられたかのよう。
失踪前後の生活に疲弊し切ったかのような表情、忘れられなかった。
その代わり、小池徹平と橋本愛とは現在も家族同然に関わり合えていることで、安堵できるものがあるらしく...。
そして、この度の単行本『その気持ちを伝えるために』。
12月24日火曜日のクリスマスイブに、文藝春秋より発売。
1988(昭和63)年のフジテレビへの入社以来、あらゆる人たちから伝えられて心に残った言葉をシステム手帳に書き留めていたという。
新人から中堅へ、
スターダムの中から会社を辞める決断、
業界から離れてアメリカにわたる決断、
結婚の決断、
アメリカに残って心理学の大学院にいくかどうかの決断、
20代から40代という仕事をする女性が経なければならない様々な決断、
気づきと成長をうながしてくれた様々人たちからの「言葉」の集大成なんだろうなあ。
等身大に生きて磨きをかけ続けることを怠らない女性へのクリスマスプレゼントになりそうだ。
2013-12-06 |
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