隠蔽捜査 TBS ドラマ 杉本哲太
2014(平成26)年1月13日月曜日からのTBS月曜ミステリーシアター『隠蔽捜査』の放送開始の待ち遠しい今日この頃...。
杉本哲太が民放連続ドラマ初主演であることを知ったのは、お恥ずかしながらこれが初めて。
本当に時の流れの長さを実感してしまうもの。
振り返ってみれば、
あの横浜銀蠅ファミリーのロックバンド紅麗威甦(グリース)でデビューしたのが、1981(昭和56)年。
左手に包帯を巻き、リーゼントの出で立ちで人気を博す傍ら、同年の八千草薫主演のTBSホームドラマ『茜さんのお弁当』に、同じ若手の横浜銀蠅ファミリーの嶋大輔らとともに不良少年役でレギュラー出演により、俳優デビュー。
転換点は1984(昭和59)年。
小柳ルミ子主演の映画『白蛇抄』での日本アカデミー賞新人賞受賞を契機に才覚を現して、以後の活動における礎を築くことになったんだろうなあ。
俳優としては、かつての物々しい風貌や経歴からは対照的な純朴なキャラクターが好評で、一時期はフジテレビ『笑っていいとも!』やテレビ朝日『タモリ倶楽部』などのバラエティ番組にも出演。
やがて壮年期を経てからは、良心的であれアクの強さであれ、医師役や官僚役、エリートビジネスマンといったインテリ系の人物を演じることが多く、今ではれっきとした総合俳優に。
この度のドラマで演じるのは、信念を貫くエリート警察官僚・竜崎伸也警察庁長官官房総務課長。
「全ての責任は俺がとる!」と言わんばかりに、階級や上下の面子に一切こだわらず信念を突き通す東大卒キャリア。
いわゆるインテリ系の人物か...。
2009(平成21)年7月から8月までの5回放送のNHK土曜ドラマ『リミット -刑事の現場2-』で演じた、名古屋中央署刑事課長の警視・東野恵一を思い出した。
かつての警部補・梅木拳(武田鉄矢)の部下で、婚約者を凶悪犯に殺害された事件を境に、一匹狼の鬼刑事に変貌し、定年退職を控えてさらなる拍車のかかった梅木の暴走を抑える役どころ。
本心では梅木の身を案じながらも、警察組織の上層部としての立場から、時には冷徹に相対する姿が、印象に残っていて...。
あれから時は流れて、
本音と建前を使い分けて、周囲を気遣い物事全てにおいて柔軟な対応をとる私大卒キャリア・伊丹俊太郎警視庁刑事部長(古田新太)との、葛藤と対立と協調を魅せてくれることになるのかなあ。
理想と現実との折り合いの付け方、しっかりと見届けようっと。
2013-11-29 |
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