ごちそうさん あらすじ ネタバレ 第13週
12月23日月曜日より放送。
サブタイトルは「ふぐか来た!」。
冬が近づいて...、
竹元(ムロツヨシ)の一声により、悠太郎(東出昌大)の参加する小学校の建設が、コンクリート造になることに決定。
関東大震災の調査の済んでいないゆえ、時期が早すぎると反対する悠太郎だったが、悠太郎の責任感と経験に信頼を置く竹元と上司の大村(徳井優)と藤井(木本武宏)の推薦もあり、責任者を引き受けることに。
その悠太郎がある日帰宅した日のこと、め以子(杏)たちの様子に落ち着きがない。
年末に卯野一家が西門家を訪問したいとのことで、悠太郎は二つ返事で了承するものの、め以子が言いにくそうに正蔵(近藤正臣)も呼びたいと切り出したことで、悠太郎の表情を険しくさせてしまう。
数日後、かつて正蔵の下で働いていた岩淵護という男が、西門家を訪ねてきて、め以子は正蔵の元へ案内。
正蔵は岩淵の姿を見て凍り付くなり、岩淵とともに家の中へ消えてしまって...。
気になるめ以子は、かつての正蔵の仕事について西門家の人たちに聞いてみるも、不思議にも誰も詳しく知らないとのこと。
年末が近づきつつある中、西門家のおせちを教わるめ以子は、アイデアを練り続ける日々。
そして、大五(原田泰造)はじめ卯野家の家族たちが大阪に到着。
め以子との喫茶うま介での再会の後、相変わらずのやりとりをしながら、西門家へ。
姑と小姑を恐れていた大五だったが、静(宮崎美子)と希子(高畑充希)に迎えられて、安心。
照生(井之脇海)は、一つ下の希子を意識し始めていて...。
静も希子も、気取らない大五に好感を抱き、なごやかな雰囲気へ。
仕事納めの日、
悠太郎は竹元に、コンクリートの設計に自信の持てないことを告白。
震災の被害を目の当たりにして、完璧な安全を追及しすぎるゆえの葛藤からか、安全性に確信が持てず、小学校の図面も提出できなかったことから、竹元は立腹。
竹元から「責任を負う覚悟が足りてない、失望した」と追い出されてしまい、夕食時の口数の少ない悠太郎を気にかけた大五が、何でも話すよう促したものの、専門用語の多さから難しい話は解からずじまいで...。
2人の会話の気にかかるめ以子だったが、何気に口を挟んだ際の「あっちのお義父さんに相談したら」と大失言。
かねてから正蔵は死亡したものとして聞かされていた大五は、信用していた悠太郎の隠し事に怒り心頭、部屋を出て行ってしまった。
夕食後の不貞寝の大五を気にかけて部屋を訪れた静は、正蔵の家出の原因は自身と和枝(キムラ緑子)にあることを説明。
大五も自身の短気を反省。
しかし翌日、無言のまま外出した。
正蔵に会いに行くために。
大五の案内役は、食材調達の折に偶然再会した源太(和田正人)。
案内された長屋にて、大五と正蔵との初めての対面。
大五の正蔵への当初の印象は、やくざな人間しか思い浮かばなかったからか、優しげな佇まいを目にするなり、面喰らってしまった。
家の中に丁重に招かれ酒をご馳走になり、調子の狂った大五は、悠太郎から聞いた話を正蔵に伝えることに。
夕暮れ時、帰宅の遅い大五を探しに外出した悠太郎は、なかなか戻らないまま。
二人を心配するめ以子だったが、その二人がほろ酔い気分で仲良く肩を組みながら帰ってくる姿に驚かされた。
め以子が聞いたところでは、正蔵と大五が酒を酌み交わして思いのままを語り合っているところに、悠太郎が迎えに行った後、勢いでの大五との酒場での話し合いにて、正蔵には振り上げた拳を下ろすきっかけがないだけであることを告白。
その姿勢に共感した大五は、悠太郎とすっかり意気投合したという。
その二人の微笑ましい姿に、め以子は良い年の瀬を迎えられそうな予感に、嬉しさがこみ上げてきて...。
大晦日。
男性陣は餅つき、女性陣はおせち作りに、それぞれ大わらわ。
め以子と希子が正蔵のところへおせちを届けに行ってから、しばらく時が流れた後、希子が突然慌ただしく帰宅。
め以子が帰り道に産気づいたという。
やがてめ以子が支えられて帰宅。
苦しみながらも、つきたての餅を口にして、正蔵からの手紙を悠太郎に渡した。
その手紙には、今まで語られることのなかった正蔵の過去の経緯が記されていて...。
鉱山技師として銅の精製をしていたこと。
鉱毒の被害が深刻だったこと。
それに対応する仕事を任されたこと。
悠太郎たちの母が亡くなったことをきっかけに、すべてから逃げ出したこと。
逃げ出したことで、失われたものを実感したこと。
以前訪ねてきた岩淵という男が、かつての自身の部下で、抗議運動をしていた人の遺髪を届けに来たということ。
そして、岩淵は今でも、現場にとどまっているということ。
手紙の最後には、仕事に対する姿勢を反面教師として伝えられた、ということ。
そして、悠太郎に自分のようにはなってほしくない、ということも。
悠太郎は、いつの間にか正蔵の長屋へ向かって、走っていた。
め以子は出産した。
長年の確執の解消した悠太郎と正蔵も、無事に産まれた赤子と対面。
頑張って空腹のめ以子は、悠太郎の食べさせる年越しそばを口にして、幸せそう。
その頃の他の皆は、名前の由来で大いに盛り上がっていて...。
室井(山中崇)が"め以子"の名前の由来を大五に尋ねたところ、"命"の"子"は大げさすぎるゆえ、かなで崩して"め以子"とのこと。
そして、"照生"の由来は、当初は生きとし生けるものを守る"天道"だったが、"生きることを照らす"ということで"照生"になったことを、打ち明けた。
西門家の名前の由来は、正蔵が打ち明けていた。
美しい文字を一文字ずつ付けたという。
和枝には"和合"の和。
悠太郎には"悠久"の悠。
希子には"希望"の希。
こうして大晦日の夜は更けてゆく。
元旦の朝が明けた。
め以子の作った独特のおせちが食卓に並び、その料理に込めた祈りの意味を、め以子は皆に話した。
希子には、波に乗っていくように、海苔を使った波型の料理。
静には、いつまでもおふくろでいてくれるように、袋で縛った料理。
大五には、鯛の子を使った駄洒落料理。
照生には、大五を超えられるよう、中に鯛を使った料理。
正蔵には、見守っていてくれるように、蓮根を望遠鏡に見立てた料理。
和枝、め以子自身には、「うまいこといわしていきたい」思いを込めた、鰯を使った料理。
そして、悠太郎には、ふぐを使った料理。
ふぐを食べられるようにするまでには、多くの人間が命を落としていて、その人たちの犠牲の上で美味しく食べられる。
悠太郎の仕事を応援する祈りを込めたもの。
め以子から悠太郎への告白を耳にした大五が、突然「この子の名前、福じゃないか??」と叫ぶなり、字を開くと、「ふ久」すなわち悠太郎の「久」と同じ。
それを知っため以子と悠太郎は、喜んで赤子にそう呼びかけると、赤子はそれに答えるかのように、目を開くのだった。
これで、NHK朝ドラ『ごちそうさん』の物語の前半が終了。
物語同様、年の瀬の放送。
良き年の瀬を迎えられるように、来年がより良き1年間になるように、め以子から家族への祈りを込めた独特のおせち料理で、彩りを与えてゆく。
ドラマにおいても実生活においても、素晴らしいひとときを過ごせることになりそうだ。
特に、め以子と悠太郎の子の誕生。
「ふぐ」は「福」に通じる、か。
どこからふぐを取り寄せたんだろうなあ。
やはり、ふぐ料理の本場・山口県からかなあ。
2013-10-23 |
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