ホットロード 能年玲奈
まさに「じぇじぇじぇ」な衝撃と言っても過言じゃない。
9月28日土曜日に日本全国を熱狂させたNHK朝ドラ『あまちゃん』の放送が終了してしばらく、
純真無垢なヒロイン・天野アキがあまりにも当たり役過ぎた能年玲奈にとって、これからの女優としの真価の問われる作品になるのかもしれない。
それは、紡木たく原作の少女漫画の映画化作品『ホットロード』で、主演を務めることについて。
原作は、1986年1月号から1987年5月号までの『別冊マーガレット』による連載で、集英社の少女漫画史上、最速で100万部、全4巻で700万部を突破したという、驚異的な発行部数を記録。
能年玲奈演じるは、14歳の少女・宮市和希。
家庭そっちのけで男性と遊び歩く母ゆえに、愛されていないと日頃から実感する和希は、母の誕生日に万引を働いて、警察に捕まって...
しかも、ショックだったのは、母が迎えに来なかったことに加えて、相変わらず別の男性を追いかけるばかり。
自宅には、亡き父の写真はない。、
誰からも必要とされてないのではという不安の鬱積する和希は、クラスで浮いた存在の転校生・絵里に誘われるままの夜の湘南にて、"Nights(ナイツ)"という暴走族の少年・春山洋志と出逢うこととなり...。
やがて二人は、傷つけあいながらも、次第に惹かれ合うようになってゆく。
そして、大人への道を歩む過程における“究極の純愛”が描かれてゆくとのこと。
本作は、当時の女子中高生の圧倒的な人気を集めたほか、チェッカーズの1988(昭和63)発売のシングル「Jim & Janeの伝説』も、本作の影響を受けての制作という。
そして、この度の映画化にあたって、
漫画の発表当初から、原作者の紡木たくの元にはドラマ、映画化の話が複数届いていたそうだが、イメージに合わないなどの理由で、すべて断っていたとのこと。
しかし、かの『あまちゃん』の放送で能年玲奈の存在を知ってからは、「彼女なら和希の役を託してもいい」と確信して惚れ込み、自ら脚本の監修を買って出たという。
監督には、『ソラニン』(2010年)、『僕等がいた』(2012年)の三木孝浩が担当。
脚本には、12月公開の映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』で知られる吉田智子が、能年をイメージして当て書きし、物語を完成。
クランクインは11月で、クランクアップは12月下旬。
来年2014(平成26)年4月に完成予定で、8月16日土曜日の公開を目指しているという。
原作のもつ普遍的なテーマ"究極の純愛"を踏襲しながら、青春映画の大作としての仕上がりへの楽しみは、もちろんのことだけど、
女優・能年玲奈としての新境地も楽しみだ。
2013-10-17 |
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