ごちそうさん あらすじ ネタバレ 第1週
「いちご一会」
9月30日月曜日より放送。
物語の始まりは1945(昭和20)年から。
場所は、戦後の焼け野原が広がる大阪。
一人の女性が子どもたちに「ごった煮」を振舞っていて...。
「ごちそうさん!」とお礼を言う子どもたちに、笑顔で答える美しくて凛々しい女性は、
この物語のヒロイン・め以子(杏)。
ふと、め以子の脳裏に、これまでの出来事がかけめぐってくることに....。
さかのぼること、1912(明治45)年。
場所は、東京・本郷の西洋料理店「開明軒」。
店主は、卯野大五(原田泰造)。
いつものように朝食の準備を始めて...。
腕は確かな大五だが、金銭感覚には疎いらしくて、店の経営と家計を常に切り盛りしている妻・イク(財前直見)から、卵の使い過ぎを、しばしば怒られていて...。
それを見かねた彼らの母で、め以子の祖母であるトラ(吉行和子)が取り成す、といった日々の繰り返し。
眠っている子どもたちを見かねた母・イクに起こされて、小学1年生のめ以子(豊嶋花)と弟・照生の前に、巨大オムレツ登場。
小さい頃から、め以子の食いしん坊っぷりは、弟のオムレツを横取りするくらいの凄まじさだった。
ある日のこと、め以子が鶏小屋に入りケガをしたと聞き、イクは学校に向かった。
め以子曰く、生まれたての卵で作ったオムレツを食べたかったとのこと。
怒ったイクは、め以子に食事抜きを言い渡す。
落胆するめ以子に、トラは外にある食べ物の危険を言い聞かせることに。
め以子は、盗み食いをしないことを誓った。
カステラを与えられため以子とトラとのやりとりを、秘かに聞いていたイクは、め以子の食への情熱を実感した。
しかし、め以子は、懲りなかった。
お寺の境内にある謎の食べ物に初めて出会ってしまったために...。
イタズラ3人組の源太、賢次郎、太とともに、謎の食べ物を盗み出すことに成功するめ以子の口にしたものは、今まで食べたことがないほど美味しいものだった。
見つかった和尚とイクに怒られて、また食事抜きにされため以子だったが、あきらめきれずにトラと一緒に謎の食べ物の正体を、和尚から聞き出そうとしたが、結局わからず。
め以子が帰宅すると、「開明軒」で新井社長と芸妓の豆奴との打ち合わせに奇遇、謎の食べ物の正体が"いちご"であることを教えてもらった。
め以子とトラは、いつか食べることを約束し合った。
当時の「開明軒」は、世の中からなかなか認められないまま。
自己流を頑なに貫こうとする大五は悶々とする日々。
一方め以子は、新井社長から"いちごジャム"をもらって、ご満悦。
しかし、め以子の独り占めを嫌がる源太とケンカ。
仲がこじれたことで、父・大五の料理をバカにされて怒っため以子は、源太たちを「開明軒」に呼びつけ、大五の料理を振舞った。
しかし、本格フランス料理への反応は悪くて...。
堪りかねため以子は、いつも美味しく食べているまかない料理をせがんだ。
「まかないは客に出せない」と意固地になる大五だったが、イクの言葉から大切なことを思い出して。
意を決して振る舞った"開明軒特製まかない料理"は、子どもたちから大絶賛。
め以子は源太と仲直り。
しかし、その喜びも束の間、トラが倒れてしまう。
家族がトラの身を案じる中、め以子はトラと一緒にいちごを一緒に食べるという約束を果たすため、一人でいちごを探し回った。
偶然にも、いちごの研究をしている人物に遭遇して手に入れるが、天候の急変のはずみで、いちごを側溝に落としてしまった。
結局、心配して探し回った両親に連れ戻されることになるめ以子だったが、トラに顔向けできずに落胆。
見かねたトラは、「ごちそうさま」の言葉の意味を、め以子に教える。
そこへ源太がやってきた。
め以子のために一人でいちごを探し回り、ひとつだけ見つけて持ってきたという。
め以子からいちごを食べさせられたトラは、心から穏やかに喜んだ。
やがてトラは息を引き取ることとなり、時は流れて1922(大正11)年の春へ...。
かつて大五がつくったまかない料理、すなわち、トマト御飯に卵をかけたそれは"オムレットライス"という名前がつき、評判に。
いつものように、トラの位牌に手を合わせて、オムライスを食べるめ以子は、大きく成長していた。
め以子はじめ家族それぞれの愛情を実感するものの一つは、オムライスか。
【ふんわり卵のオムライス】...。
現代ならば、朝ごはんのみならず、お昼ごはんにも相当する量だったんだろうなあ。
たしかに、ドラマでの、トマト御飯の卵をかけた「オムレットライス」とは、いくらか味わいが違うだろうけど、
大五が丹精込めてつくった"まかない料理"としての心は、つながっているかのような気がするなあ。
2013-09-16 |
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