ダンダリン労働基準監督官
日本テレビ水曜ドラマ『Woman』放送終了後の10月2日水曜日からの新番組か。
あの広島県呉市在住で1999(平成11)年5月以来の『カバチタレ!』シリーズでおなじみの田島隆が、"とんたにたかし"名義でかつ鈴木マサカズ作画による連載、2010(平成22)年1月から講談社の漫画雑誌『モーニング』に連載の『ダンダリン一〇一』が原作。
かの『カバチタレ!』シリーズ同様、原作者が行政書士の資格を取得していることあって、法律を駆使して社会的弱者を保護する物語ゆえに、なかなか読み応えのある作品だった。
広島の芸南労働基準監督署に新着任した"労働Gメン"こと労働基準監督官のカリカリ女・段田凛と、グータラ男・土手山郁夫のコンビによる、ブラック企業の摘発が中心に描かれていて...。
特に、悪人面の描かれ方がうまいゆえに、ブラック企業の経営者のいやらしさが十二分に表現され尽くしているかのよう。
内容においても、労基署(労働基準監督署)と警察との縦割り行政、実際の摘発の難しい不法労働行為など、泥臭い実態も具体的に描かれていて、文句なしの読み応え。
そして、この度のドラマ化。
舞台は、原作の広島と違って、東京にある西東京労働基準監督署。
カリカリ女・段田凛="ダンダリン"を演じるのは、日本テレビ・水曜ドラマ初出演・初主演の竹内結子。
グータラ男でもやる時はやる熱い男・土手山郁夫に北村一輝。
ただ、そつなく仕事をこなして定時に切り上げる日々を過ごす上に、仕事面で凛に激しく嫉妬する監督課課長という役どころで、原作といくらか違う描写が見られるかのようで。
マイペースで強い考えもなく成行きに流される日々の中、凛の後輩となってから少しずつ感化されることとなる南三条和也に、松坂桃李。
かつての南三条の同僚だった社会保険労務士・胡桃沢海に、風間俊介。
前例を重んじる保守的な署長・真鍋重夫に、佐野史郎。
それぞれの巧妙な演技者のぶつかり合いが、楽しみな作品になりそうだ。
2013-08-21 |
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