あまちゃん 音楽 ヴァン・ヘイレン Jump
4月1日月曜日からの放送開始以来、20%以上の視聴率を維持して好評の、NHK朝ドラ『あまちゃん』。
ヒロイン・天野アキを演じる能年玲奈の透明感あふれる可憐さの魅力と並行して、クドカンワールド特有の愛すべきサブキャラの面白おかしさも、好評の原動力といってもいいくらい。
今週は何があるのかなあ、と心躍らせながら観ると、
5月23日木曜日放送の第8週・第46回、
北三陸鉄道の北三陸駅駅長・大向大吉(杉本哲太)が魅せてくれました。
スナック「梨明日」で、今野弥生(渡辺えり)が足立ユイ(橋本愛)への歌唱指導の熱が少しずつ上がる中で...。
同じ頃、北三陸駅の車庫内にて、アキと種市浩一(福士蒼汰)とデート。
廃線危機の起死回生策として改装中のお座敷列車の前で、焚火をしながら、思うところを語り合う。
アキはユイとの初めての出逢い、ユイとのアイドルユニットによる「潮騒のメモリー」をお座敷列車で披露することにまつわる想いを語り...。
浩一は、お座敷列車運行の日・2009(平成21)年3月18日水曜日に、東京へ出発することを、アキに伝えて...。
アキの歌う「潮騒のメモリー」の"♪来~て~よ そ~の火~を 飛~び越え~て~"の歌詞から、
かの三島由紀夫原作の純愛小説『潮騒』の「その火を飛び越えてこい」のセリフで、男女が抱き合う成り行きを口にしたら、
「その火を飛び越えます!」
と、アキが暴走をはじめて、火の上を飛び越えようと...。
丁度、スナック「梨明日」では、大吉がカラオケセットのマイクを掴んで、ヴァン・ヘイレンの「Jump」を披露。
アキの暴走と同時進行で、大吉はサマにならないながらも、歌の冒頭からのヴォーカルのデイヴィット・リー・ロスもどきのシャウトと、「Jump!」と叫んでの足上げ。
笑った。
あの「ゴーストバスターズ」に次ぐ、大向大吉のもう一つのテーマソングになりそうだ。
大吉が飛躍したい上昇したいといった強い衝動に駆られた時に、脳裏にメロディーとビートとリズムが流れてくるのかな?
ヴァン・ヘイレンか。
現在も活動を継続して、衰退することを知らない。
オランダのナイヘーメン出身のエドワードとアレックスのヴァン・ヘイレン兄弟が中心となって、1974(昭和49)年に結成されたハードロック&ヘヴィメタル・バンド。
要であるエドワードとアレックスの兄弟の音楽体験の始まりは、クラリネット奏者だった父親の影響から。
幼少の頃から、ピアノやヴァイオリンといったクラシック音楽を学んだという。
アメリカのロスアンジェルス近郊のバサデナへ一家で移住した後は、ロックンロールやポップミュージックに興味を持ち、演奏の幅を広げてのバンド活動をするようになってゆく。
活動範囲は、バサデナを中心に、ロスアンジェルスやハリウッドなどのクラブでライブを積み重ねて、少しずつ人気を高めていって...。
当時のおもなレパートリーは、ディープ・パープル、キッス、ZZトップ、エアロスミスなどのカヴァーを多く占めて、オリジナルをいくらか織り交ぜたもの。
そして、運命の1977(昭和52)年11月、レギュラー出演していたクラブに、ワーナー・ブラザーズ社長とプロデューサーが来訪して、契約締結へ。
メジャーデビューは1978(昭和53)年1月、キンクスのカヴァー曲のファーストシングル「You Really Got Me」。
2月には、ファーストアルバム『Van Halen(邦題:炎の道火線)』を発売して、瞬く間に150万枚を売り上げ、プラチナディスクを獲得。全米最高位19位。
6月には、他のミュージシャンの来日公演中止により、デビュー半年という異例の早さで、初の来日公演が実現。
以後は快進撃が続いて1984(昭和59)年1月、
6枚目のアルバム『1984』が発売。
最高順位は、カナダで1位、アメリカで2位、イギリスで15位。
アルバム冒頭収録のインストゥルメンタル「1984」に次ぐ「Jump」はシングルカットされ、初のBillboard Hot 100での5週連続にわたって第1位を獲得。
そのビデオクリップは、第1回ビデオミュージックアワーズの最優秀パフォーマンスビデオ賞を受賞。
確かに、あのシンセサイザーの躍動感は、素晴らしいもの。
特に、「1984」からの導入と「Jump」のイントロに至るまでの曲調、ドライブミュージックにふさわしいくらい。
NHK朝ドラ『あまちゃん』での、大向大吉の「Jump」。
かのビデオクリップでも観て、ストレス解消を兼ねたエクササイズでもしていたのかなあ。
2013-05-23 |
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