純と愛 スピンオフ
こりゃ、おもしろそうだ。
来月に4月20日土曜日20時よりNHK-BSプレミアムで、あのNHK朝ドラらしくない朝ドラ『純と愛』のスピンオフドラマが放送される。
主人公は、吉田羊演じる桐野富士子。
題して、純と愛スピンオフドラマ『富士子のかれいな一日』。
放送時間は、1時間近く。
どのように凝縮させるんだろうか?
脚本家・遊川和彦の考える桐野富士子は、火山のような激しさを秘めているものの、思うことあって激しさの塞がれている休火山のような、いわゆる富士山のような存在感を描きたかったとのこと。
それゆえ、普段は仕事を滞りなく遂行するクールビューティーであるものの、
中でも、かねてから秘かな想いを寄せる相手にために、独身を貫くこととなる張本人であるオオサキプラザホテル社長・大先真一郎(舘ひろし)の煮え切らない態度に怒りを爆発させた展開は、そこにあったのかと納得させるくらいの演技力だった。
そして、今回のスピンオフ。
外資系企業に買収後のカイザーオオサキプラザ大阪を舞台に、『純と愛』本編ヒロイン・待田純(夏菜)が宮古島へ移住して2年余り。
純の「"魔法の国"をつくる」という夢に触発されて、社長になるという強い想いを秘めながら、宿泊部長として静かに奮闘する一日の様子をドラマ化した展開が、描かれるということかな。
具体的に聞くところによれば、独身を貫く桐野富士子の39歳から40歳になるにあたっての"かれいな一日"。
桐野本人からすれば、"華麗な一日"であると同時に"加齢な一日"。
そして、ホテルの食事メニューの一つで、魚の"かれい"を盛り込んだ美味しい料理にありつける一日としての"かれいな一日"とでも?
あるいは、どうにか質素なカレーライスにありつける"カレーな一日"とでも?
その流れにつらなって、富士子とともに行動することとなる同期で気の合った女性社員はもちろんのこと、水野安和(城田優)、田辺千香(黒木華)も登場して、陰ながら力を貸すことになるんだろうなあ。
さらに、忘れてならないのは、舘ひろし演じる大先真一郎。
おそらく富士子との束の間の恋愛模様も描かれるはず。
となれば、大先は別居中の妻とはすでに別れていて、富士子と接近することになるとか?
いや、富士子にはかつての恋人・鶴田(風間トオル)の存在を少々引きずっていて...。
肝心の物語は、
30代最後の朝の出勤前、鶴田から「今夜逢いたい」と電話。
久々のデートの約束にときめく富士子だが、肝心のホテルでの仕事はトラブル続き。
保身に走る上司・中津留(志賀廣太郎)からは無茶な指示、部下の水野からは突き上げ、歯ごたえのない新人を相手に四苦八苦。
どうにか凌いで、やっと一日の終わろうとした矢先に、飛行機のトラブルによる大量のお客様の受け入れ。
ノンストップコメディのような展開になりそうな気配。
結局のところは、大先とも、鶴田とも、結婚とまではいかないものの、より良い関係に...。
そして、純とも久々に電話で話し合うことになって...。
本編では確かに衝撃かつ消化不良な最終回だったものの、純なりに前向きなんだろうなあ。
どうだろうなあ。
いざという時は、2011(平成23)年3月と4月に上演された、三谷幸喜生誕50周年記念の舞台『国民の映画』で演じた気性の激しい新進女優エルザ・フェーゼンマイヤーのようなふるまいでも魅せるとか。
2013-03-05 |
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