風間俊介 ドラマ 舞台 演技力
いいものは、本当に頭の片隅に残るもの。
これからは、深夜帯のドラマなら主役、ゴールデンタイムのなら脇役、という形でひっぱりだこになるかも。
まずはじめに、
来月3月末に終了することになるNHK朝ドラ『純と愛』。
ホント、いろいろあったもんだ。
あの最高視聴率40%超を記録した、2011(平成23)年末に放送の日本テレビのドラマ『家政婦のミタ』を手掛けた遊川和彦脚本のドラマ、という神通力にあやかったのが災いしたのか、放送開始早々から、「朝ドラらしくない」とか「会社に行く前に観るドラマじゃない」とか「休憩室のテレビでは観ていない」などと、非難の嵐。
ただ、自分としては、2009(平成21)年夏頃に、NHKで21時放送の土曜ドラマ『リミット -刑事の現場2-』を観ていたこともあって、現実に直面するあらゆる問題を反映し、物事の本質を突いたセリフと描写には、心に響くものがあると感じていた。
今後もし、遊川和彦脚本のドラマが採り上げられるならば、朝ではなく、夜にふさわしいドラマだけに絞られるかもしれない。
そのように思いをめぐらせる中でも、夏菜演じるヒロイン・待田(狩野)純の相手で、待田愛(いとし)を演じる風間俊介の演技力だけは、特別に光っていた。
たしかに、デビュー作である、1999(平成11)年秋から2000(平成12)年春までに放送されたTBSの学園ドラマ『3年B組金八先生』(第5シリーズ)で、家庭に問題を抱える優等生と陰湿なリーダーとの二面性ある中心生徒といった役どころから、演技力は群を抜いていたことも大きい。
さらには、2006(平成18)年秋の舞台『蒲田行進曲~城崎非情編~』の稽古で、演出家のつかこうへいから何度怒られてもめげなかったために、"ホメ殺し"による演技指導を受けるようになったからか。
その風間俊介、
来月3月23日土曜日深夜1時50分から、日本テレビの単発ドラマ『最悪の卒業式』に出演。
演じるは、定時制高校の生徒に恋する主人公の担任教師。
物語の舞台は、定時制高校内の一つの教室。
生徒に恋を告白しようとする担任教師、担任教師に仕返ししようとする現役高校生、かねてから感謝している担任教師にサプライズパーティーをしたがる定時制高校生。
それぞれが、すれ違いや勘違いを繰り広げて、話を進めてゆくノンストップコメディー。
仕返しを企む首謀者の現役高校生に吉沢亮、風間演じる担任教師・村越が恋する定時制高校の生徒を臼田あさ美、ほかには、藤本泉、米本来輝、錦織一清、阿部亮平らが出演。
この番組の山本由緒プロデューサー曰く「戯曲のような難しい題材ゆえ、風間俊介のような豊かな表現力が必要だった」と。
これは、テレビドラマという枠の中での舞台観劇でもするかのようだ。
振り返ってみれば、TBSの深夜ドラマ『アキハバラ@DEEP』も似たような雰囲気だったような。
風間と同じくジャニーズ事務所所属ながらも、演技力一筋で磨きをかけて頭角を現した生田斗真も、同じくらい存在感あった。
いずれにせよ、放送当日は、同じ場所ながらのテンテンバラバラの状況から、どのような一つの筋道へと織りなして、どのような結末に導いてゆくのかなあ。
全員痛み分けだったりして。
2013-02-26 |
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